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はじめまして! 美術館にアートを贈る会です。

美術が好きで美術館によく行くけど、美術館との関わりは一鑑賞者。私設美術館を設立したり、美術館に作品を寄贈する「アートコレクター」になるのは自分とは遠い話、という方はとても多いと思います。ところが実は、美術館とより積極的に関わる活動をしている非営利団体が、関西にはあるのです。
その名も「美術館にアートを贈る会」。
今回は、ゲストライターとして美術館にアートを贈る会事務局の寺谷さんにブログを書いて頂きました。
 
 
ART OSAKA 2013に紹介スペースを設ける「美術館にアートを贈る会」と申します。
今回は当会について、現在進行中の寄贈プロジェクトについて少し紹介させてください。
 

今村源「シダとなる・イタミ2013」撮影:当会理事長 佐野吉彦

今村源「シダとなる・イタミ2013」撮影:当会理事長 佐野吉彦


 
「美術館にアートを贈る会」は2004年10月に発足しました。以来、”美術を創る人々”と”美術の展示の場を運営する人々”との関係を、”鑑賞する人”の立場から考え、市民、美術館、作品の新しい関係を提案する非営利団体として活動しています。
 
具体的には、アートを愛する市民が美術作品を選定し、その作品の所蔵者としてふさわしい美術館を見つけ、受け入れを交渉し、募金協力者を募って皆で寄贈するというプロジェクトを中心に、市民と美術館の新しい関わりのカタチを模索しています。
 
私たち市民がこんな作品を長くもってほしいと、美術館に積極的にアートを贈っていくことで、美術館が市民のための役割をこれまで以上に考えるきっかけになればとも願っています。市民、美術館、作品の新たな繋がりをつくり出す活動です。
 
今村源「シダとなる・イタミ2013」撮影:豊永政史

今村源「シダとなる・イタミ2013」撮影:豊永政史


 
これまで当会では3件のプロジェクトを完了させ、現在は 第4弾寄贈プロジェクト 、作家・今村源の作品「シダとなる・イタミ2013」を伊丹市立美術館に寄贈するため活動を進めています。
 
第4弾寄贈プロジェクトは当会にとって初めてのコミッションワークです。きっかけは新規プロジェクトの検討会で伊丹市立美術館学芸員・藤巻さんから2006年に伊丹市立美術館で開催された作家・今村源個展「連菌術」展をご紹介いただいたことです。その際、検討会の参加者から「泡」の作品に関心が集まり、そこから伊丹市立美術館と作家・今村源さんのご協力を得て、展示場所に合わせて当会のプロジェクトのため、新作を制作していただきました。
 
ここでは一部しかお話しか出来ませんが、ART OSAKA 2013では活動紹介や現在進行中のプロジェクトを詳しく紹介させていただきます。皆さんとお会いし、色々とお話が出来ることを楽しみにしています。
 
また第4弾プロジェクト作品は伊丹市立美術館で現在展示中です。機会があれば、ぜひ実際の作品を楽しんでみて下さい。
 
美術館にアートを贈る会HP: http://www.art-okuru.org/
伊丹市立美術館HP: http://artmuseum-itami.jp/
 
text:寺谷友美/美術館にアートを贈る会事務局